こんにちは、京風たこ焼きキッチンカー「咲たこ」のオーナーです。今回は、「たこ焼きは冷凍できるのか?」という疑問にお答えしつつ、余ったたこ焼きをおいしく保存するための方法をご紹介します。
たこ焼きは冷凍保存できるの?
結論から言えば、「たこ焼きは冷凍保存が可能」です。むしろ余ったたこ焼きを無駄にしないためにも、冷凍保存はとても便利です。しかし、冷凍保存すると食感や風味が若干変わる可能性があるので、ポイントを押さえて保存することが大切です。
冷凍保存のポイントと手順
1.たこ焼きをしっかり冷ます
焼きたてのたこ焼きを冷凍する場合、まずは常温までしっかりと冷ましましょう。熱いまま冷凍すると水分が表面に集まり、解凍したときにべちゃっとした仕上がりになる原因になります。
2.ラップで一つずつ包む
たこ焼きを1つずつラップに包むのがポイントです。ラップで個別に包むことで、冷凍庫内の乾燥を防ぎ、保存中の冷凍焼けを防止します。さらに、食べたい分だけ取り出して解凍することもできるのでとても便利です。
3.フリーザーバッグに入れる
個別にラップで包んだたこ焼きをフリーザーバッグに入れ、空気を抜いてしっかり密封します。空気を抜くことで、冷凍焼けのリスクをさらに減らせます。
冷凍保存は最大1か月程度が目安
冷凍保存は1か月程度を目安にしましょう。冷凍保存が長くなると、風味や食感が徐々に劣化してしまいます。できるだけ早めに使い切るのが美味しく食べるコツです。
冷凍たこ焼きの解凍方法
冷凍保存したたこ焼きは、解凍方法によって美味しさが大きく変わります。以下に、オススメの解凍方法を紹介します。
電子レンジ+トースターでサクサクに
まず、電子レンジで1〜2分温めて、たこ焼きを中まで解凍します。その後、トースターで1〜2分焼くと表面がカリッと仕上がり、揚げたてのような食感が楽しめます。
オーブンで加熱
オーブンであらかじめ温めておいた180℃で10分ほど加熱するのも一つの方法です。じっくりと温めることで、外はカリッと、中はふわふわの仕上がりになります。
フライパンで焼き戻し
フライパンに少量の油を引き、凍ったままのたこ焼きを入れて弱火でじっくり焼きます。フライパンで焼き戻すと、外がカリッと仕上がりやすく、京風たこ焼きならではの香ばしさが引き立ちます。
フライパンで揚げる
フライパンに1〜2センチ程度(たこ焼きが半分浸かる程度)の油を入れ、冷凍のままたこ焼きを投入して揚げます。「カリトロ食感」を自宅で味わえます。
こちらで冷凍たこ焼きの揚げ方のレシピを詳しくご紹介しています。是非ご覧ください。
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冷凍たこ焼きをさらに楽しむアレンジレシピ
冷凍たこ焼きをただ温めて食べるだけでなく、ちょっとしたアレンジで新しい味わいを楽しむことができます。
たこ焼きスープ
冷凍たこ焼きを解凍してから、和風だしのスープに入れると、「たこ焼きスープ」が楽しめます。ネギやわかめをトッピングすれば、あっさりとした和風の味わいが広がります。
たこ焼きオムレツ
卵を溶いて、冷凍たこ焼きをそのまま入れて焼くだけで、ボリューム満点のたこ焼きオムレツが完成します。チーズを加えても美味しいですよ!
たこ焼きピザ
冷凍たこ焼きをトースターで少し解凍し、ピザソースとチーズをのせてトースターで焼くと、ユニークな「たこ焼きピザ」が出来上がります。
できたての美味しさをぎゅっと閉じ込める「急速冷凍」
冷凍食品業界で注目を集めている「急速冷凍」は、たこ焼きの美味しさを損なうことなく保存するための画期的な技術です。
通常の冷凍がゆっくりと食品を冷やすのに対し、急速冷凍は短時間で一気に食品の中心温度を下げることで、旨味や食感を閉じ込めることができます。この方法では、水分が微細な氷結晶となり、細胞を傷つけにくいため、解凍した際もべちゃっとせず、ほぼ焼きたての状態を再現できます。
自宅で急速冷凍ができるようになるにはまだ時間がかかりそうですが、早く自宅でも手軽に急速冷凍ができる時代が来るといいですね!
まとめ
たこ焼きは冷凍保存が可能で、正しい方法で保存すれば余ったたこ焼きも美味しく楽しむことができます。冷凍する際は、しっかり冷ましてから個別にラップで包み、フリーザーバッグで密封するのがポイント。冷凍したたこ焼きを解凍する際は、電子レンジやトースター、フライパンを使って工夫することで、焼きたてに近い食感を楽しむことができます。
「咲たこ」では、ご好評いただいている「京風たこ焼き」を、急速冷凍技術を活用して、京風たこ焼きのふわっとした食感や香ばしい風味をそのままご家庭にお届けしています。
今回ご紹介した冷凍たこ焼きの解凍方法を使用して、プロの味を是非ご家庭でもお楽しみください。